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残業平均4時間!?サービス残業で辞めたい保育士はどうすれば良いの?

保育士のサービス残業

一見子どもに囲まれて幸せな時間を過ごす保育士も、それ以外の業務が意外に大変。しかも残業してもお給料にはならず、泣き寝入りしている保育士も多いのではないでしょうか?そこで今回は残業で悩む保育士のために、同じ悩みを持つ人の声や対処方法を紹介したいと思います。

サービス残業は当たり前!?保育士の残業の実態とは

保育士の残業問題はあまり知られていないことですが、実は毎日のようにサービス残業していることも珍しくありません。まずはここで他の保育士がどんな悩みを抱えているか、リアルな声やデータをチェックしていくことにしましょう。

サービス残業に悩む保育士のリアルな声

多くの人が日々愚痴やストレス発散の場として利用するTwitterを調査したところ、やはりサービス残業で苦しむ保育士の投稿がたくさん見つかりました。みなさんどういった悩みを抱えているか、状況別に詳しく紹介したいと思います。

残業0の日はない

保育士にとっては当たり前のことですが、定時で上がれるなんて夢のまた夢。子どもの面倒が終われば書類仕事や教室の飾り付けが待っていて、中々時間内に仕事が終わりません。さらに時間外労働については給料の対象外となる園がほとんどで、保育士は毎日無賃金で働いているのが現状です。

休憩時間がない

一般的に仕事の休憩時間といえば、お昼休みの1時間+@が確保されていますよね。一方保育士の休憩時間とは名ばかりで、保育園にいる間はほぼ自分の時間を持てません。お昼は子どもの面倒を見ながらご飯を食べ、お昼寝の間も様子を見たり別の仕事をするといったハードなスケジュールとなっています。

パートでも残業が発生

保育士における残業問題で悩むのは、正社員ではないパートも例外ではありません。保育園側にとってはどちらも同じ働き手であり、仕事が残っていれば社員同様に残業を強いられることになるのです。それはもちろん待遇も一緒で、パートの残業も時給換算されないことがほとんどのようですね。

持ち帰り残業も頻繁に

保育園といえばどこも例外なく、窓や壁に可愛らしい飾り付けがあり素敵ですよね。しかしそうした飾りのほとんどは手作りで、保育士の残業により制作されているものなのです。時間内に作れなかった分は家に持ち帰り、翌日までのノルマとされることも少なくはありません。

また研修用資料や企画書作りなども同様に、持ち帰り分は問答無用でサービス扱いになるとのこと。いくらプライベートの時間を削っても、保育士には一銭も入らないということです。

保育士の残業は平均4時間!?

政府の統計データによると、保育士の超過実労働時間数は月平均4時間ととのことですが…毎日残業がある・持ち帰りが当たり前といわれている現状からすると、いささか怪しい数字となっていますね。

引用元:e-Stat 政府統計の総合窓口『賃金構造基本統計調査』

これはアンケートの対象が園長や主任といった保育園の上層部であり、実情が理解されていない、もしくは膨大な残業時間が露見するのを恐れた結果だと考えられるでしょう。

どちらにせよ実際の働き手は月4時間以上の残業を行っていることは明白であり、さらにそれがサービス扱いとなっていることはデータから隠されています。保育士の残業問題が改善しないのは、こうした隠ぺいも少なからず影響していることでしょう。

何故起こる?保育士のサービス残業が多いワケ

保育士のサービス残業はかなり深刻な問題ですが、そもそも何故時間外労働をしなければならないのでしょう。保育士はどうしてサービス残業をせざるを得ないのか、その理由をここで押さえておきましょう。

理由1:仕事量の多さと人手不足

保育士のサービス残業の多さには、仕事量と人手のバランスが成り立っていないという問題が根底にあります。

先ほど少し触れたように、保育士は子どもの対応をしながら別の業務もこなさなければなりません。しかし人手は足りていないので、子どもの面倒以外の仕事はどうしても後回しに。そうして残った仕事は多すぎて残業代が払えないため、サービス扱いとする園が多くなっているのです。

実際保育士の有効求人倍率は高い水準を保っていて、働き手の確保が保育園全体の課題となっています。

直近の令和2年7月の保育士の有効求人倍率は2.29倍(対前年同月比で0.39ポイント下落)となっているが、全職種平均の1.05倍(対前年同月比で0.50ポイント下落)と比べると、依然高い水準で推移している。

引用元:厚生労働省『保育士の有効求人倍率の推移』

理由2:休憩=雑務の時間

お昼休みは子どもと一緒にご飯を食べ、お昼寝中も最低1人は様子を見なければならない…そんな保育士に休憩時間はほとんどありません。例え子どもから目を離せたとしても、その時は日誌記入など他の雑務が待っています。

このように保育士にとって「常に仕事」は当たり前の状態となっていて、その感覚がサービス残業の温床化を招いているとも考えられるでしょう。

理由3:残業が子どもへの愛になっている

残業代を払えないほどの残タスク・常に仕事をしている労働環境に置かれた保育士にとって、もはや残業は日常茶飯事。いわば保育園全体で残業に対する感覚がマヒしてしまい、残業することこそ子どもへの愛だという考え方になってしまっているのです。

また保育園は閉ざされた環境ゆえに上下関係が厳しく、先輩の考え方に異議を唱えにくい雰囲気も問題を深刻化させているといえるでしょう。

保育士の残業問題に違法性はある?

あまり公にされていない保育士の残業問題ですが、だからといって違法性がないとは考えにくいですよね。保育士のサービス残業は違法なのかどうか、それをここでしっかり確認しておきましょう。

残業は基本的に”労働時間”

例え休憩時間中や定時以降であっても、仕事をしている以上それは基本的に労働時間にあたります。時間外労働に対する賃金については労働基準法にもしっかり明記されているので、保育士のサービス残業にも違法性はあると考えて良いでしょう。

使用者が、第三十三条又は前条第一項の規定により労働時間を延長し、又は休日に労働させた場合においては、その時間又はその日の労働については―――割増賃金を支払わなければならない。

引用元:e-GOV法令検索『労働基準法第三十七条』

違法に当たらないケースも…?

保育士の残業にも”基本的に”お給料は発生しますが…中には正当にサービス残業となるケースもあります。例えばあなたが自主的に仕事を持ち帰った場合には、本人意思ということで残業代の対象にはなりません。このように賃金の対象になるにはいくつか条件があるので、それを念頭に置いて残業することが大切ですよ。

以下に賃金が発生する時間外労働の一例を載せておきますので、残業の際は注意してくださいね。

残業代が発生しないケース一例
  • 「帰られたら困る」と言われて残業した場合。
  • 園側が仕事の持ち帰りを認識していて、またそれを許可している場合。

保育士のサービス残業問題を解決する方法3つ

深刻な保育士のサービス残業、これを機に少しでも改善していきたいところですよね。保育士のサービス残業を解決するにはどうすれば良いか、それを最後にご紹介したいと思います。

その1:できるだけ作業を効率化

もし職場環境自体が悪くないのであれば、他の保育士と協力して仕事の効率化を進めてみてはいかがでしょう。保育士の仕事はまだまだアナログな部分も多く、また外部に委託できる業務もたくさんあります。そうした業務の無駄を洗い出し改善することで、仕事量は減り残業時間も少なくなるはずですよ。

特に以下は多くの園で効率化できる部分なので、ぜひ改善案として提案してみてください。

  • 保育日誌のデジタル化
  • 飾り付けの外部委託
  • 資料のテンプレート化

その2:労働基準監督署に相談

もしサービス残業の証拠を残しているなら、労働基準監督署に相談するのも1つの手です。

労働基準監督署とは会社が法律違反をしていないか監査する機関のことで、各都道府県に設置されています。明確な証拠があれば立ち入り調査・行政指導を行ってくれるため、職場側に改善の余地なしの場合に強い味方となってくれることでしょう。

その3:転職と共に未払い残業代を請求

別の職場や職種を選択する場合、一緒に未払いの残業代を請求してしまいましょう。直近2年以内(※)の残業代は請求する権利があるので、貰えるものはしっかりいただいてから退職したいものですね。

もし残業代について職場側がゴネるなら、退職代行サービスに相談するのがおすすめです。労働組合や弁護士が運営する退職代行業者なら残業代の交渉も行ってくれるので、もしもの時に覚えておくと安心ですよ。

※2020年4月1日より、当面の間3年以内に延長。

以下の記事では退職代行マイスターおすすめの退職代行サービスを紹介しています。退職時に未払いの残業代でお困りの際は、ぜひ併せてチェックしてみてください。

おすすめの退職代行業者ランキング!安心して利用できる業者を厳選!!

サービス残業は我慢しないのが1番!

保育士のサービス残業はかなり闇が深く、ほとんどの保育園で見られる問題です。しかし泣き寝入りを続けていてはあなたが消耗するばかりですから、しっかり向き合って問題点を解決するのが先決ですよ。今日からは「残業は当たり前」という意識を捨てて、サービス残業の解決に一歩踏み出してくださいね。

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