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繫忙期でも退職は可能!自主退職で起こり得るリスクとは?

「繁忙期だけど退職したい」

「繫忙期の退職はリスクがある?」

会社によっては繁忙期や閑散期の差が顕著に出る場合が多く、繁忙期は多忙な仕事量をこなすケースもあるでしょう。繁忙期が辛いから退職したい、退職を考え出したのがたまたま繫忙期だったなど退職へ踏み出す理由はそれぞれですが、繁忙期の退職は気が引けるものです。

この記事では、繫忙期の退職について詳しく解説しています。繫忙期退職で起こり得るリスクや、退職をする場合のコツなどを知ることができるので、ぜひ最後までお付き合い下さい。

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退職代行マイスター 
久米村大地

『退職希望者』と『退職代行業者』の懸け橋になることが目標。自身の退職時の経験から退職希望者の悩みに寄り添い、安心して利用できる退職代行業者のみを紹介する。

『おすすめの退職代行』

退職に「繁忙期」を気にする必要はない

繫忙期だからと言って退職を躊躇する必要はありません。しかし、実際は繁忙期を気にしてしまう労働者が多い現状があります。

繁忙期の退職に不安や罪悪感を抱える方は多く、繁忙期だから退職を言い出せず結局翌年の繁忙期を迎えてしまった…という声が見受けられました。繫忙期に退職をしたいと思っても、まずは「繁忙期が過ぎるまで我慢をする」と考えるケースが目立ちます。

退職は自由に選択できる権利

民法には、退職に関して以下のように規定されています。

(期間の定めのない雇用の解約の申入れ)
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
 期間によって報酬を定めた場合には、使用者からの解約の申入れは、次期以後についてすることができる。ただし、その解約の申入れは、当期の前半にしなければならない。
 六箇月以上の期間によって報酬を定めた場合には、前項の解約の申入れは、三箇月前にしなければならない。

民法第627条

就業規則などでは、「退職希望月の3ヵ月前までに」などといった規定がされている場合がありますが、就業規則はあくまでも会社独自の取り決めであり法的拘束力は持ちません。民法にある通り、期間の定めのない雇用契約の場合は、退職申し出の2週間後になれば自動的に雇用契約が解除されます。

退職は労働者が自由に選択できる権利です。それがたとえ繫忙期であったとしても、退職をしたいと思うのであれば会社がそれを止める権利はありません。

また、以下のような規定もあります。

(やむを得ない事由による雇用の解除)

当事者が雇用の期間を定めた場合であっても、やむを得ない事由があるときは、各当事者は、直ちに契約の解除をすることができる。この場合において、その事由が当事者の一方の過失によって生じたものであるときは、相手方に対して損害賠償の責任を負う。

民法第628条

やむを得ない事由というのは、以下のような項目です。

  • 自身の疾病や障害
  • 家族の介護
  • 会社でのいじめやハラスメントなど違反行為

これらによって退職を検討しているのであれば、繫忙期でも関係なく即時に雇用契約を解除することができます。繫忙期だからといって会社を気にするのではなく、自身のことを優先しましょう。

退職時は少なからず迷惑がかかる

繁忙期の退職で会社に迷惑がかかるのは確かです。企業すべてが繁忙期の忙しさに合わせて人員配置をしているわけではないので、繁忙期に退職をすると、その後の会社への負担が大きくなることは理解ができます。

しかし、閑散期であっても多少の迷惑はかかります。どの時期でも、どんな職業でも同じことが言えます。会社への迷惑を考えすぎると、退職のタイミングを逃し、結局何年も働き続けてしまうこともあるでしょう。ですが、それはあなたが会社を思いやっての行動です。会社はあなたの退職を止めることはあっても、退職の意思を思いやってくれることは少ないでしょう。

あなたばかりが会社を思いやっても、あなたの未来には繋がりません。本当に退職したいのであれば、自分を中心に物事を進めていく事が一番です。あなたが退職した後の職場の忙しさを調整するのは会社の仕事なので、あなた自身が繫忙期の退職を諦める必要はありません。

繁忙期の退職で起こり得るリスク

繁忙期でも自由に退職を伝える権利はありますが、繫忙期の退職には様々なリスクがあります。ここでは繁忙期退職に起こり得るリスクを実際の口コミと併せて解説していきましょう。

1.多忙な雰囲気で退職を言い出せない

これは、繁忙期退職であなたが初めに経験する壁となるでしょう。退職をなかなか言い出せない方は数多く存在します。特に、繫忙期は会社内の空気も緊迫しているため、言い出しづらい退職意向がさらに言い出せない環境になってしまうのでしょう。

このように、繫忙期退職を言い出せないという方が多く見られました。しかし、あなたが退職したいと言い出さない限り次に進むことはできませんので、まずは勇気をもって退職意向を伝えることが重要です。

退職意向を伝えるのであれば、明確な退職理由を考えましょう。「何となく辞めたい」では会社は納得してくれません。会社が理解できるような理由を提示することが重要です。

2.退職を先延ばしにされる

退職日を先延ばしにされるリスクは、繫忙期退職でよくあると言えるでしょう。先延ばしにされた挙句、結局退職できないというケースも少なくありません。

転職先が決まっている方は、退職日を先延ばしにされると厄介です。できるだけ早い段階で伝えること、引き留めに対する対策を講じておくことが重要です。

引き留め対策としては、明確な退職理由を伝えること、相談ではなく決定事項として退職意志を伝えること、転職先が決まっているなど退職せざるを得ない状況を伝えることなどがあります。

3.退職時条件が不利となる

あまり多い例ではありませんが、繁忙期退職で有給消化ができないといった、不利な条件を受けるリスクもあります。繁忙期に退職する方の多くは会社へ罪悪感を持っているため、「有給消化はいいです」と判断する方もいるようです。

しかし、有給消化は労働者に与えられた権利なので会社の言いなりになる必要はありません。もしも、会社と交渉をしても有給買取や有給消化を行ってもらえない場合は、弁護士などの専門家へ相談することも検討しましょう。

4.退職後の手続が遅延する

繫忙期に退職はできたものの、書類がなかなか揃わず、退職してからの手続きが完了しないリスクも考えられます。退職書類が揃わないと失業給付や年金・保険の手続きを済ませることができないことにも繋がるため、注意が必要です。

実際に以下のような経験をしたという口コミが見られました。

繫忙期にできるだけ円満退職するコツ

“繫忙期の退職は社会人としてどうなのか”

“マナーがなってない”

このように、繫忙期退職に関するネガティブな意見を見ることがあります。繁忙期の退職に関して会社から文句を言われるケースも無いとは言い切れません。

迷惑が掛かるとわかっていても、嫌味や文句を言われると気持ちよく退職することができないでしょう。ここからは、繫忙期でもできるだけ円満に退職するコツを2つご紹介します。

後任への引継ぎを忘れずに

繁忙期こそ疎かになってしまいがちな引継ぎですが、直接の引継ぎは難しくとも書面では残しておくことがベターです。繁忙期よりも前に退職意向を固めているのであれば、その時期から引継ぎ事項を書面にまとめておきましょう。

後任の方も、繁忙期で教育もなく仕事を任されるケースがあるでしょう。できるだけ分かりやすくまとめておくことで、会社や後任の方からの印象は良くなることがあります。

退職日を繫忙期後に設定する

もし可能なのであれば、退職日を繁忙期後に設定することも1つの方法です。退職意向は繁忙期であれしっかりと伝えるべきですが、特に急ぎの予定がないのであれば、退職日を繫忙期以降にするという手段を取るほうが会社の負担を軽減することに繋がります。

しかし、繁忙期をずらすのであれば、退職の話が流れてしまわないようにしっかりと日取りを決定しておきましょう。ずるずると働き続けてしまう状況にならないよう注意が必要です。

会社は会社の都合を押し付けてくることがほとんどです。繫忙期でも退職したいという気持ちが固まっているのなら、それはそのまま伝えるのがベストな選択です。

早期に退職したいなら退職代行がおすすめ

繁忙期のうちに、できるだけスムーズな退職をしたい場合は退職代行を利用することも方法の1つです。退職代行であれば、場合によって即日退職をすることもできます。また、面倒な会社とのやり取りを退職代行を通じて行うことができるので、あなた自身のストレス軽減にもつながるでしょう。

退職時の有給消化などの交渉を行う場合は、有資格の退職代行業者を選択する必要があります。有資格の退職代行業者とは、労働組合や弁護士が運営している退職代行を指します。特に労働組合の退職代行業者はコスパも良好でオススメです。

退職代行については以下の記事でも詳しく解説しています。併せて確認しておきましょう。

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繫忙期でも上手に退職しよう

繁忙期であったとしても退職をしたいのであれば気にせずその意思を伝えることが重要です。会社への迷惑を考えてしまうことも多いでしょう。ですが、自分自身の未来を考えて行動することがベストです。

会社を心配するあまりタイミングを逃してしまう方は大勢います。繁忙期でも勇気を出して退職を伝えてみましょう。そして、会社との関係をできるだけ良好に保てるよう、上手な退職を目指してください!

以下の記事で退職代行マイスターがおすすめする退職代行サービスを紹介していますので、そちらも参考にしてみてください。

おすすめの退職代行業者ランキング!安心して利用できる業者を厳選!!

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